いろいろな火成岩
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火成岩の分類
火山岩・深成岩はそれぞれその岩石を作る鉱物の種類や量によって下の図のように分けられます。
火成岩を構成している主化学成分は,SiO2,TiO2,Al2O3,Fe2O3,FeO,MnO,MgO,CaO,Na2O,K2O,P2O5です.最も多いのはSiO2で,その含有率で火山岩を分類します.図のようにSiO2成分が多い方から流紋岩,安山岩,玄武岩と名前が付けられています.岩石の成分は連続的に変わるためこれらの岩石の間の岩石も存在します(流紋岩質安山岩など).
岩石の色はSiO2成分が多い岩石になるに従ってだんだん白っぽくなります.それはその岩石を作る鉱物が変わってくるからです.鉱物はその色の違いから有色鉱物(かんらん石,輝石,角閃石,黒雲母)と無色鉱物(長石,石英)に分けられます.無色鉱物がたくさんふくまれる岩石(流紋岩・花こう岩)は白っぽい色をしています.一方で有色鉱物はMgやFeをたくさん含み,一般に濃い色をしています.そのため有色鉱物をたくさんふくむ岩石は黒っぽい色をしています.