みかたID:00002
露頭を詳しく観察するには?
実際に露頭に着いて、遠くから全体をながめ終わったら、いよいよ近づいて観察を行ってみましょう。ここではその際に、注目したい点についてふれていきます。
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用意する道具
よく使う道具
ハンマー
防護メガネ
ねじり鎌
折尺
クリノメーター
クリップボード
筆記用具
あると便利な道具
カメラ
粒度表
大事な“みかた”
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色の異なる部分を調べる
全体をながめた時に色が異なったところは、周りと違う特徴を持つことが多くあります。特に色が違う部分が、線や帯のように入っているところは、火山灰層(凝灰岩層)であったり、周りとは異なった粒の大きさが違う層であったりします。 まずは、色が異なった部分に注目して、周りとできているものが違うかどうかを調べてみましょう。また、できているものが異なる場合はどのように違う(粒の大きさ、模様、割れ方など)のか、厚さ(何cm、何m)もメモするようにしましょう。
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表面をきれいにして観察する
露頭表面がでこぼこしていると観察しにくいですので、比較的柔らかい地層ならば、ねじり鎌などを使って表面をならしてから観察すると良いでしょう。 ただし、化石など貴重なものを含んでいる場所や、天然記念物などに指定されている場所は削ってはいけませんので、くれぐれも注意しましょう。
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層の厚さを測ってみる
表面をきれいにしたら、層の厚さを測ってみましょう。このとき、層の厚さが一定か、厚さが変わっていないか、途中で切れていないかなどについても確認していきましょう。